令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

バイオレメディエーション(2)

座長:高畑 陽(大成建設)

[VII-79] セレン酸還元細菌Pseudomonas stutzeri NT-I 株によるセレン汚染土壌のバイオレメディエーション(その2)

〇大塚 治1、西里 亮1、奥野 稔1、武藤 宏行1、山下 光雄2 (1.ケー・エフ・シー、2.芝浦工業大学工学部応用化学科)

キーワード:土壌処理、セレン、バイオレメディエーション、P.stutzeri NT-I

日本の土壌には自然由来のセレンが低濃度で含まれている.土壌中の可溶性セレンおよびセレン化合物量の環境基準値が定められているが,セレン酸に対しては現状の処理方法の適用が困難である.現状の処理方法に代わる新たなセレン酸汚染土壌浄化方法が望まれており,生物の特異的な金属代謝を利用したバイオレメディエーションが提案されている.本研究ではセレン酸を無毒で不溶性の元素態セレンまで還元できるセレン酸還元細菌NT―I株の土壌中でのセレン酸還元能の特徴を調べた.NT―I株の土壌中でのセレン酸還元能は培養液添加量に影響されるのみであり、水溶液中と土壌ではセレン酸還元の挙動が異なることが明らかになった.

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