令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水処理

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-29] 1m長アニオン交換型微生物燃料電池の運転条件の違いが下水からの発電効率に与える影響評価

〇山根 大輝1、杉岡 真璃1、吉田 奈央子1 (1.名古屋工業大学)

キーワード:微生物燃料電池、循環型社会、下水処理、有機物除去

下水道において省エネルギー化ならびに下水バイオマス利活用技術の1つとして微生物燃料電池(MFC)が期待されている。しかし、MFCのスケールアップや導入コスト低減が大きな課題であり、1mを超える大きさのエアカソードMFCはこれまでに報告されていない。我々は33 cm長の円筒MFCの下水処理への適用を検討してきた。本研究では、1 m長の円筒MFCを製作し、下水処理に導入した際の電流生産および有機物除去効果を評価し、エネルギー削減効果を試算した。滞留時間が18時間でMFCを運転し後曝気した場合、65 %のエネルギー削減効果が得られ、滞留時間が42時間でエネルギー自立化が可能であると試算された。

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