令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

用排水処理

座長:段下 剛志(徳山工業高等専門学校)

[VII-32] 人口減少地域における水道水の末端放流が送配水の滞留改善に及ぼす影響

〇原口 大輝1、笠原 伸介2 (1.大阪工業大学大学院工学研究科、2.大阪工業大学工学部)

キーワード:人口減少、上水道、送配水、滞留時間、管内流速、末端放流

本研究では、人口減少が進む大阪府K市を対象に水道水の末端放流が送配水の滞留改善にどの程度効果的かを明らかにするため、市内全域における配水管と配水池の滞留時間を調査するとともに山間部における流量と流速の将来予測を行った。その結果、現状の末端放流は、特に山間部における配水池内の滞留改善に大きく寄与しているが、現在の運用を継続すると、山間部における水供給効率の低下、無放流管路内の滞留時間の長期化および管内流速の低下は免れず、残留塩素の低下や濁水等の水質悪化に対する十分な対策の必要性が示唆された。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン