令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

環境創造・ビオトープ(1)

座長:中島 秀也(大成建設)

[VII-41] 宇都宮市最終処分場エコパーク下横倉における生物多様性保全 ―湿地土壌シードバンクを活用したビオトープ造成・緑化―

板川 暢1、〇越川 義功1、高山 晴夫1、 吉澤  誠1、小渕 考晃1、上野 恵美1、 駒場 聡 2 (1.鹿島建設(株)、2.宇都宮市)

キーワード:生物多様性、埋土種子、湿地土壌、シードバンク緑化、ビオトープ

宇都宮市第2エコパークの調整池の常時湛水域の水際に,ビオトープとして湿地環境を造成した。ビオトープの周囲の造成法面の一部を,既存の湿地で採取した土壌の播き出しによる埋土種子緑化を行った。緑化範囲と土壌採取地で植生調査を行い,埋土種子緑化で発芽・生育した植物種の確認・比較を行った。その結果,周囲の造成法面の吹付種子や風ばい種子から発芽した種のほか,土壌採取地やその周囲の植生に由来する植物種の生育が確認された。湿性環境に生育するミズニラの生育やアカガエル類の産卵,中型哺乳類の利用など,生物多様性保全・復元への一定の効果が認められた。

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