[VII-66] 多孔質電極装着セルを用いた酸性河川水の中和処理
キーワード:電解セル、多孔質電極、酸性河川水、活性炭素繊維、電気的中性
日本列島には強酸性の河川が多く存在している.強酸性河川水は河川周辺の生態系に大きな影響を及ぼし,農業用水としての利用なども困難であることから,中和処理が不可欠となっている.例えば,群馬県の湯川では1964年より中和事業が行われている.この中和事業とは,酸性河川に石灰ミルクを直接投入し中和処理を行う,石灰投入法である.しかしこの方法は中和処理による中和生成物が大量に発生し,その処理場所の確保や再利用などが困難とされている.本研究では石灰投入法の代替法として,多孔質電極を用いた電気化学的中和法を新たに提案し,電解による酸性河川水の中和処理の可能性について種々検討を行った.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン