[VII-73] Dehalococcoides属細菌の塩素化エチレン脱塩素化および細胞増殖の予測計算
キーワード:バイオレメディエーション、Dehalococcoides、塩素化エチレン、還元的脱塩素化、揮発性有機化合物
Dehalococcoides属細菌(Dhc)は塩素化エチレン(CE)を無害なエチレンまで分解できる代表的な微生物である。一方でDhcは単独での大量培養が難しく、純粋培養株を用いた浄化は行われていない。本研究では当研究室で分離したD. mccartyi NIT01株の7.2 Lスケールにおける培養および反応速度式を用いた分解・菌体増殖の動態予測を試みた。培養の結果、添加した3 mMのトリクロロエチレンがエチレンまで分解され、3.6×107 cells/µmolの増殖収率を得た。動態予測は、計算値と実験値でズレが生じていたが、1細胞に対するCEの存在比率を考慮することで精度が高まると考えられる。
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