令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

重金属除去技術

座長:大山 将

[VII-100] 自然由来ヒ素含有土不要化処理物のカラム試験による環境耐久性評価について

〇篠原 智志1、石神 大輔1、伊藤 圭二郎1、肴倉 宏史2 (1.鹿島建設株 技術研究所、2.国立環境研究所)

キーワード:ヒ素、不溶化、カラム試験、pH-ORP

不溶化工法は土中に重金属等が残るものの,浄化と比較して設備が簡易であり,経済的な場合が多い.しかし,施工直後は問題なかった不溶化効果が,長期的な周辺環境の変化により低下する恐れもある.このような環境変化を考慮した評価手法は確立されておらず,不溶化処理の適用件数が少ない.そこで筆者らは,長期的な環境変化要因としてpHとORP(酸化還元電位)に着目し,これらが永続的に変化しても不溶化効果が持続する配合を検討している.本報では,既報のバッチ試験結果の検証と実際のヒ素含有土への不溶化効果を確認するために,カラム通水試験によって,pHを酸性側に変化させた際のヒ素の不溶化効果の持続性を評価した.

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