[S01B-01] 送電鉄塔異常検出に向けた加速度センサ最適位置の検討
キーワード:送電鉄塔、加速度波形、加速度センサ
近年,送電用鉄塔の巡視点検業務は人員削減や経費削減に伴い,従来の規模よりも徐々に縮小化している.そのため,設備に不具合が生じても発見に時間がかかることがしばし確認されている.また,大地震や台風が発生した場合,現地に出向し鉄塔の巡視点検を行う必要があるが,現地に出向するまでの人員の安全面に問題がある上,技術者による診断レベルのばらつきが生じる.
そこで,著者等は災害時に人員の安全確保と早期に送電設備の異常を発見することを目的とし,加速度センサを用いたモニタリング手法を提案する.送電鉄塔に加速度センサを設置し,得られた加速度応答波形より地震や台風などの現象の判別を行い,臨時点検の必要有無を確認するとともに,現象前後で鉄塔に異常発生しているか確認する.
本報告では,解析上で地震およびスリートジャンプを起こし,得られた変位応答波形を用いて,現象判別に適したセンサ位置を確認した結果を示す.
そこで,著者等は災害時に人員の安全確保と早期に送電設備の異常を発見することを目的とし,加速度センサを用いたモニタリング手法を提案する.送電鉄塔に加速度センサを設置し,得られた加速度応答波形より地震や台風などの現象の判別を行い,臨時点検の必要有無を確認するとともに,現象前後で鉄塔に異常発生しているか確認する.
本報告では,解析上で地震およびスリートジャンプを起こし,得られた変位応答波形を用いて,現象判別に適したセンサ位置を確認した結果を示す.