[S05B-02] 構造物の加速度応答を用いたSI値推定手法の検討
キーワード:SI値、伝達関数、RD法、AR法、MEMS
近年の技術発展により,MEMS加速度センサが大量生産され,多くの構造物に設置されるようになってきた.センサが計測する加速度データを用いることで超高密度地震観測網の整備を図ることができる.本研究の目的は,地震観測網の1つとして構造物に設置された加速度センサを用いるため,構造物の加速度応答から既存SI値を推定する手法の検討である.1質点系弾性モデルを用いた数値シミュレーションにより本提案手法を検証した.伝達関数を用いて構造物の加速度から地盤の加速度を推定しSI値を算出したところ,構造物の振動特性をある程度の精度で推定できれば,既存SI値とほぼ同値で算出することができた.