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[11006-10-05] 土木工学分野における新しい非ガウス現象について(シンポジウム講演概要)
キーワード:加速度記録から求まる位相特性、位相平均勾配、非ガウス性、位相平均勾配の相関特性、位相平均勾配のフラクタル特性、levy-flight分布関数
本論文の主目的は土木工学分野における非ガウス現象を紹介することにある。地震加速度記録の位相のアンラップ操作を必要としない計算法を紹介したのち、それを線形位相遅れ部とそれからの変動分に分解する。位相変動部を位相と魔付け、その差分を差分を計算する角振動数間隔で除した位相平均勾配に着目し、それがフラクタル特性を有し、位相平均勾配の確率密度関数が非ガウス性を有することを明確にする。さらに数値的に求まる位相平均勾配の相関特性と理論的に求まる相関特性を比較する。解析に用いる加速度時刻歴は1993年釧路沖地震の際に釧路気象台で観測されたNS成分の加速度記録である。