第26回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション

一般セッション(第二部門:計算力学)

第2部門②

2023年5月27日(土) 10:10 〜 11:40 B会場 (6号館 4階 6418室)

座長:西藤 潤(京都大学)

11:10 〜 11:25

[12007-12-05] 座屈強度向上を目的とした応力制約付き非線形トポロジー最適化(シンポジウム講演概要)

*井本 桂輔1、千場 大也1、西口 浩司1、魚住 久雄2、加藤 準治1 (1. 名古屋大学、2. 本田技術研究所)

キーワード:トポロジー最適化、座屈、応力制約、非線形

水鳥ら1) の先行研究により,剛性制約付き座屈荷重最大化問題を解くことで,非線形座屈を考慮して構造強度を向上する最適化法が提案されている.しかし,金属のような比較的硬い材料を用いる場合,一定の座屈強度を持つ最適構造は座屈より先に局所的な弾塑性変形によって強度低下を起こすため,非線形座屈だけでなくいかに材料非線形性を考慮するのかが課題となっている.そこで本研究では, 材料降伏の回避を目的として,先行研究の最適化問題に幾何学的非線形性を考慮した応力制約を加え,剛性,座屈荷重,応力の最大値を同時に制御するトポロジー最適化法を構築した.