第26回応用力学シンポジウム

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企画セッション(数値解析の検証と妥当性確認(V&V)、不確かさ評価)

企画セッション(数値解析の検証と妥当性確認(V&V)、不確かさ評価)①

2023年5月27日(土) 15:30 〜 17:30 B会場 (6号館 4階 6418室)

座長:櫻井 英行(清水建設㈱)

17:00 〜 17:15

[12013-20-07] 局所損傷の影響を考慮する鋼部材耐荷力解析のための画像ひずみ計測によるデータ同化(シンポジウム講演概要)

*佐藤 開1、西尾 真由子2 (1. 筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 構造エネルギー工学学位プログラム、2. 筑波大学 システム情報系)

キーワード:デジタル画像相関法、鋼部材、事後分布、有限要素モデル

構造モニタリングにより得た鋼構造物の観測データから実際の劣化損傷に関わる解析パラメータの不確定性を反映し,構築した有限要素(FE)モデルを用いた耐荷性能解析を行うデータ同化を考える.鋼橋では桁端部の腐食など局所的な損傷が全体の耐荷力に影響することが指摘されており,適切なデータ同化には局所的な損傷に感度を有する応答を計測する必要がある.加速度センサなどを用いた既往の構造モニタリング手法では,局所損傷の影響が計測困難であるうえセンサや配線などの設置作業が必要であり,実用上の課題になると考えられる.そこで本研究では,デジタル画像相関法(DIC)によるひずみ分布計測に着目した.本稿では腐食を有する供試体のFEモデルについてDICによるひずみ分布データを用いたモデルパラメータの事後分布推定が適用可能か検証した.