第26回応用力学シンポジウム

講演情報

一般セッション

一般セッション(第三部門:材料・複雑現象の力学)

第3部門⑤

2023年5月28日(日) 14:35 〜 15:50 C会場 (6号館 4階 6426室)

座長:上田 尚史(関西大学)

14:50 〜 15:05

[23013-17-02] 飛来物の繰返し衝突を受けるポリウレア樹脂塗布RC版の耐衝撃性に関する基礎的研究(シンポジウム講演概要)

*森 広毅1、別府 万寿博1、市野 宏嘉1、原田 耕司2、福井 秀平3 (1. 防衛大学校、2. 西松建設、3. IMARI株式会社)

キーワード:繰返し衝突、RC版、ポリウレア樹脂

近年,火山噴石の衝突による避難所の被害や竜巻飛来物による建物への被害が多く報告されており,退避シェルター等の耐衝撃性設計や補強方法の確立が求められている.このような災害では飛来物が構造物に繰り返して衝突する可能性がある.しかし,既往の研究では,単一衝突に対する裏面補強効果の評価は行われているが,飛翔体が繰り返し衝突する場合に関する検討は行われていない.本研究は,繰返し衝突を受けるRC 版および剥離片の飛散防止を目的としたポリウレア樹脂塗布RC 版の耐衝撃性に関して,実験および数値解析的な検討を行ったものである.検討の結果, 繰返し衝突を受ける無塗布RC版の場合は,単一衝突による裏面剥離限界エネルギーより小さいエネルギーで裏面剥離が発生することがわかった.また,ポリウレア樹脂塗布RC版の剥離片飛散防止効果が高いことがわかった.