16:45 〜 17:00
[2Ip-07] 抗菌作用に着目したフレーバー緑茶の検討
キーワード:フレーバー緑茶、抗菌
【目的】
緑茶にはエピガロカテキンガレート(EGCG)等が豊富に含有されており,様々な効能が報告されている.その中でも抗菌作用に着目し,野菜や果物を緑茶と組み合わせることで相乗・拮抗作用が生じると推測し,本研究では緑茶に野菜や果実の凍結乾燥粉末を添加し,抗菌活性を確認することを目的とした.
【方法】
1.調製フレーバー緑茶の調製条件;試料として、緑茶(静岡県産・埼玉県産)と野菜;西洋種ニンジン,青首ダイコン,ブロッコリー,滝野川ゴボウや果物;シナノゴールド(リンゴ)の凍結乾燥粉末を用いた。調製条件は、4条件(緑茶:2g+野菜や果物の粉末:2g,4g,6g,8g)とした.70℃のお湯150ml,15分間浸出し味や香りの官能評価(評点法)も行った.
2.抗菌作用試験;滅菌ペーパーディスクに調製したフレーバー緑茶抽出液をフィルター滅菌なし・ありの2条件を100μl染み込ませ,抗菌試験用ディスクとした.抗菌試験指標用黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NCTC 10788)を用いた.調製菌液100μlを普通寒天培地に塗抹し,35±2℃で24時間培養後,阻止円を確認した.
【結果】
全ての調製フレーバー緑茶に阻止円が認められ,最も抗菌作用が強かった条件は滅菌フィルターあり(緑茶3g+リンゴ3g)で13㎜であった.本条件で官能評価を行った結果,野菜や果物の量に対して緑茶の量が多い方が好まれ,リンゴと緑茶の組み合わせが最も評価が高かった.緑茶にリンゴを加えることで相乗作用が認められ,飲みやすく,抗菌作用も期待できる試料はリンゴであると結論付けた.追加研究が必要ではあるが,緑茶とリンゴのフレーバー緑茶にはリンゴのポリフェノールとの相乗効果があると知見(リンゴポリフェノール;フロレチン)から推測している.
緑茶にはエピガロカテキンガレート(EGCG)等が豊富に含有されており,様々な効能が報告されている.その中でも抗菌作用に着目し,野菜や果物を緑茶と組み合わせることで相乗・拮抗作用が生じると推測し,本研究では緑茶に野菜や果実の凍結乾燥粉末を添加し,抗菌活性を確認することを目的とした.
【方法】
1.調製フレーバー緑茶の調製条件;試料として、緑茶(静岡県産・埼玉県産)と野菜;西洋種ニンジン,青首ダイコン,ブロッコリー,滝野川ゴボウや果物;シナノゴールド(リンゴ)の凍結乾燥粉末を用いた。調製条件は、4条件(緑茶:2g+野菜や果物の粉末:2g,4g,6g,8g)とした.70℃のお湯150ml,15分間浸出し味や香りの官能評価(評点法)も行った.
2.抗菌作用試験;滅菌ペーパーディスクに調製したフレーバー緑茶抽出液をフィルター滅菌なし・ありの2条件を100μl染み込ませ,抗菌試験用ディスクとした.抗菌試験指標用黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NCTC 10788)を用いた.調製菌液100μlを普通寒天培地に塗抹し,35±2℃で24時間培養後,阻止円を確認した.
【結果】
全ての調製フレーバー緑茶に阻止円が認められ,最も抗菌作用が強かった条件は滅菌フィルターあり(緑茶3g+リンゴ3g)で13㎜であった.本条件で官能評価を行った結果,野菜や果物の量に対して緑茶の量が多い方が好まれ,リンゴと緑茶の組み合わせが最も評価が高かった.緑茶にリンゴを加えることで相乗作用が認められ,飲みやすく,抗菌作用も期待できる試料はリンゴであると結論付けた.追加研究が必要ではあるが,緑茶とリンゴのフレーバー緑茶にはリンゴのポリフェノールとの相乗効果があると知見(リンゴポリフェノール;フロレチン)から推測している.