[CR2-7] 日本集中治療医学会での今後の共通講習、領域講習のあり方
日本専門医機構によると、共通講習とは各領域の枠を超えた、医師として必要な知識や態度(人間性や社会性を含む)を扱う講習として定義され、具体的には、必修の共通講習として医療倫理、感染対策、医療安全が、その他の共通講習として医療事故・医療法制、地域医療、医療福祉制度、医療経済臨床研究・臨床試験、及びそれらに関連する講習会があげられている。
一方、領域講習とは専門医として総合的かつ最新の知識と技能を修得する講習と定義され、具体的内容は各専門領域に一任されている。
これらの講習において1時間以上2時間未満の講習を1単位とし、専門医更新の場合、全ての共通講習受講単位を合わせて5年で最小3単位の受講が必要とされている。領域講習は5年で最小15単位が必要となると予想される。2018年4月1日現在で集中治療専門医は約1700名で、1時間以上の共通・領域講習を最低でも5年間で18講座、年間3.6講座、延べ6120名/年分の受講席を用意する必要がある。講習形態は通常の講演会だけではなく、シンポジウムやワークショップも講習と認められるが、年に1度の学術集会だけではそれだけの席を用意することは不可能と考えられる。そのため不足分は各支部学術集会や独自に開催する講習、さらにはe-ラーニングやDVD等による伝達講習会で補填する必要がある。
単位取得に必要な講習については,日本集中治療医学会教育委員会およびその下部組織であるセミナー委員会(AdHoc)が審議・取りまとめ,関連基本領域及び専門医機構に申請し,承認を得るといったプロセスを現在構築中である.さらにこれらの講習を支部主導で開催して頂けるよう支部に働きかける予定である.また、教育委員会が中心となってe-ラーニングやDVD等による伝達講習会の充実を図ることで、学術集会における講習単位取得のための混乱を回避し、全国の専門医が機会均等に単位取得の場を得ることが可能となると考えている。いずれにせよ、日本専門医機構においてサブスペシャルティ領域の申請が始まったばかりである。日本集中治療医学会の会員から講習について多数の問い合わせが来ているが、未だ明確に回答できないのが心苦しい所である。学術集会ではさらに具体的に説明できると考えている。
一方、領域講習とは専門医として総合的かつ最新の知識と技能を修得する講習と定義され、具体的内容は各専門領域に一任されている。
これらの講習において1時間以上2時間未満の講習を1単位とし、専門医更新の場合、全ての共通講習受講単位を合わせて5年で最小3単位の受講が必要とされている。領域講習は5年で最小15単位が必要となると予想される。2018年4月1日現在で集中治療専門医は約1700名で、1時間以上の共通・領域講習を最低でも5年間で18講座、年間3.6講座、延べ6120名/年分の受講席を用意する必要がある。講習形態は通常の講演会だけではなく、シンポジウムやワークショップも講習と認められるが、年に1度の学術集会だけではそれだけの席を用意することは不可能と考えられる。そのため不足分は各支部学術集会や独自に開催する講習、さらにはe-ラーニングやDVD等による伝達講習会で補填する必要がある。
単位取得に必要な講習については,日本集中治療医学会教育委員会およびその下部組織であるセミナー委員会(AdHoc)が審議・取りまとめ,関連基本領域及び専門医機構に申請し,承認を得るといったプロセスを現在構築中である.さらにこれらの講習を支部主導で開催して頂けるよう支部に働きかける予定である.また、教育委員会が中心となってe-ラーニングやDVD等による伝達講習会の充実を図ることで、学術集会における講習単位取得のための混乱を回避し、全国の専門医が機会均等に単位取得の場を得ることが可能となると考えている。いずれにせよ、日本専門医機構においてサブスペシャルティ領域の申請が始まったばかりである。日本集中治療医学会の会員から講習について多数の問い合わせが来ているが、未だ明確に回答できないのが心苦しい所である。学術集会ではさらに具体的に説明できると考えている。