[EL14] 多職種連携
【 オンデマンド配信】
1993年 東海大学医学部 卒業
1993年 沖縄アメリカ海軍病院インターン
1995年 アルバートアインシュタイン大学医学部内科学教室内科研修医
1998年 スタンフォード大学医学部呼吸器内科 集中治療医学教室 臨床フェロー
2002年 テネシー大学医学部呼吸器内科 集中治療医学教室 講師
2005年 南カリフォルニア大学医学部呼吸器内科 集中治療医学教室 講師
2007年 同大学医学部呼吸器科研究センター センター長
2009年 同大学医学部呼吸器内科 集中治療医学教室 准教授
2013年 ネバダ大学医学部呼吸器内科 集中治療医学室 主任教授 兼 集中治療医学系最高責任者
2016年 東京医科歯科大学大学院 生体集中管理学分野 主任教授 兼 統合国際機構 副機構長
集中治療部 (ICU)は院内における最重症患者を扱う部署であるが、近年の医学技術の熟達によって、救命率は大幅な改善を認めている。一方で高度に専門化した各職種の業務内容を他職種が理解するには大変な困難が伴うようにもなっており、多職種の有機的な連携を背景とした協調はICUにおける治療効果の鍵を握る。
当院ICUでは平成28年9月より毎朝各患者について10-15分程度の多職種回診を開始した。規則的かつ体系化された形で多職種のコミュニケーションを行うためのプラットフォームとして多職種回診が機能した結果、大学関係各部署より高い満足度が得られた。診療面においても各職種が誇りを持って日々の診療に取り組んだ結果、ICU在室日数の短縮、ICUにおけるリハビリオーダーの倍増といった成果を達成した。毎日の回診終了後には振り返りを行うことで持続的な改善を図っており、その際のコメントに基づくと、臨床実習学生からの多職種回診に対する評価は一様に高く、多職種連携の模範となる教育的取り組みでもあると言える。
現在では多職種回診で得られたつながりを基にした早期離床チーム (Early-mobility assistance team: EMAT)の院内立ち上げなども行われ、平成30年7月から導入されたICUにおける早期リハビリ加算獲得をシステム化し、高い加算率を達成できている。その他ICUにおける終末期医療や緩和ケアーなどを含むICUケアーに重要と思われる倫理内容を多職種チームとして協議できる基盤に多いに貢献している。
多職種連携を具現化することによって、関係者が自分の職種に対する誇りを高めた結果として、患者も含めた全員が恩恵を受けるに至り、ICUケアーの向上を達成できた。
当院ICUでは平成28年9月より毎朝各患者について10-15分程度の多職種回診を開始した。規則的かつ体系化された形で多職種のコミュニケーションを行うためのプラットフォームとして多職種回診が機能した結果、大学関係各部署より高い満足度が得られた。診療面においても各職種が誇りを持って日々の診療に取り組んだ結果、ICU在室日数の短縮、ICUにおけるリハビリオーダーの倍増といった成果を達成した。毎日の回診終了後には振り返りを行うことで持続的な改善を図っており、その際のコメントに基づくと、臨床実習学生からの多職種回診に対する評価は一様に高く、多職種連携の模範となる教育的取り組みでもあると言える。
現在では多職種回診で得られたつながりを基にした早期離床チーム (Early-mobility assistance team: EMAT)の院内立ち上げなども行われ、平成30年7月から導入されたICUにおける早期リハビリ加算獲得をシステム化し、高い加算率を達成できている。その他ICUにおける終末期医療や緩和ケアーなどを含むICUケアーに重要と思われる倫理内容を多職種チームとして協議できる基盤に多いに貢献している。
多職種連携を具現化することによって、関係者が自分の職種に対する誇りを高めた結果として、患者も含めた全員が恩恵を受けるに至り、ICUケアーの向上を達成できた。