[EL9] クリティカルケア領域における看護師の育成-大人の学びを支援する-
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一般に看護師の臨床における教育プログラムの方法とアウトカムは、帰属施設において決定されていて、その方法は何がしかのプロトコールのようなものに沿ってプログラムを進めてゆくのでしょう。そこで、それぞれの学びを支援する者、される者は、その相互関係のプロセスと結果において看護職としての自己決定や判断力が養われ、看護職として仕事をしてゆこうとする一定の未来を歩みだす意思と意志が育まれることを期待しているのでしょうか。そして、学びを支援する者、される者、何れも器用、不器用、積極的、消極的、社交的、人見知り・・・様々な性格やスタイルを有していることでしょう。このことを考えるならば、機械的に機械的なプログラムを進めることが良いのか悪いのか難しいですね。しかし、大事なことは学びを支援する者、される者は、双方の学習スタイルと結果を感情的にならずに評価し、そのうえで学習方法を決定してゆくことなのかも知れません。また、管理者とすべての周囲の支援者達は、この内容を把握しながら学びを支援をすることが不可欠です。学ぶ当事者とそれを支援する者は、全部なんてじゃなくても、半分程度でも納得しながら、しかし、相互の立場をそれなりに理解しながら、仕事上の習得すべきことについて段階を踏みながら仕事として進んでゆくことが大切であるという感情が養われることがとても重要なことです。学びをすることを軸にして、それぞれの役割を持った個人が生き、集団も生きるので。それは、決してよそ事ではなく、自分達が決定した自らの学び方に対する自由と責任を持つことになのです。教育論を振りかざしても、結局は人と人との信頼関係が礎であり、それがすべてです。このことが前提となり、自ら学び、自ら決定する意志が育まれるための学びの支援が行われることが望まれます。