第41回日本集中治療医学会学術集会

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シンポジウム 2 せん妄患者へのチームケアアプローチ

2014年2月28日(金) 16:00 〜 18:00 第11会場 (グランドプリンスホテル京都 B2F ゴールドルーム)

座長:明智龍男(名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学)、伊藤聡子(神戸市立医療センター中央病院 看護部)

せん妄は、軽度から中等度の意識混濁に、幻覚、妄想、興奮など様々な精神症状を伴う特殊な意識障害であり、ICUにおいて認められる最も頻度の高い精神症状である。せん妄は、患者自身にとって苦痛な症状であるのみならず、挿管チューブやルート類などの自己抜去、危険行動による事故、治療アドヒアランスの低下、医療スタッフの疲弊、入院の長期化等の多岐にわたる問題と関連することが指摘されており、早期発見、早期治療に加え適切なケアの提供が望まれる。一方で、ICUにおけるせん妄の適切なマネジメントには、看護師、医師をはじめとした多職種によるチームアプローチが不可欠である。今回のシンポジウムでは、第一線の臨床現場で活躍中のシンポジストの方々に、ICUにおける適切なせん妄マネジメントの中でも、特に看護との連携あるいは看護の側面に焦点を当て、各職種のチームアプローチの実際および今後の課題について議論していただく予定である。