第34回日本環境感染学会総会・学術集会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム1
部門の特殊性を踏まえた手指衛生戦略を考える

2019年2月22日(金) 08:30 〜 10:30 第1会場 (神戸国際展示場 2号館1F コンベンションホール)

座長:堀 賢(順天堂大学大学院医学研究科 感染制御科学), 藤田 明子(大阪市立大学医学部附属病院 感染制御部)

【座長の言葉】
手指衛生は、医療関連感染防止において最も簡便で効果的な対策であり、感染防止対策の要であると言える。しかしながら、医療現場においては、手指衛生を阻害する様々な要因が存在し、遵守の改善に向けた取り組みが成果につながらず苦慮されている施設も多いと考える。なかでも、リハビリテーション部や放射線部などのように医師・看護師以外の職種が主体となる部門では、手指衛生自体に注目することが少なく、なかなか定着しないことが多い。また、手術室や救急部門、透析室などは、体液曝露リスクが高いことで、手袋が手指衛生の代用となりやすい。このように、部門における特殊性が手指衛生を妨げる要因となっている場合もあるため、それらの特殊性を踏まえ、戦略的に手指衛生遵守に向けた取り組みを行う必要がある。本シンポジウムでは、はじめに「HICPAC / SHEA / APIC / IDSA 医療現場における手指衛生のためのガイドライン」の共著者であり、「医療現場における手指衛生のためのWHOガイドライン」策定のコアメンバーとしてもご高名なJohn M. Boyce 先生に、部門の特殊性を踏まえた手指衛生戦略についての基調講演をお願いしている。その後、4名の先生方にご登壇いただき、それぞれの部門における手指衛生の取り組みについてお話しいただく予定である。本討議を通じて、医療関連感染防止のための各部門における効果的な手指衛生戦略について考える機会としたい。

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