第34回日本環境感染学会総会・学術集会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム12
感染制御に求められるマネージメント力

2019年2月23日(土) 13:10 〜 14:50 第1会場 (神戸国際展示場 2号館1F コンベンションホール)

座長:堀 誠治(東京慈恵会医科大学感染制御科), 大友 陽子(東京女子医科大学病院 総合感染症・感染制御部)

【座長の言葉】
感染制御推進には、関連専門職がチームを組み、ガイドラインや施策、方針に基づき組織横断的に活動することが重要である。しかし、継続的かつ着実に活動するには、資格や知識を有するだけでは不十分である。活動に従事すれば実感する機会も多い。活動には、施設内のあらゆる部門との交渉や調整が必要となる。いつ、どこで、誰に、どのようにそれらを行うべきかについて、その施設状況を踏まえた教科書はない。組織風土を理解し、キーマンを見つけて良好な人間関係を築き、巧みな交渉術と説得力で真摯に進めていくしかない。粘り強く挑戦する精神力も必須である。
このシンポジウムでは、5名の方にご発表をお願いしている。まず、関東労災病院 小西竜太先生にマネージメントに関する基本とポイントというテーマでご発表頂く。組織での立ち位置や役割、めざす方向について、整理し活力を得る機会になると思う。次に、東京医科歯科大学病院 小野和代先生に、ICNに求められるマネージメント力というテーマでご発表頂く。長い活動実績に基づき、具体的で示唆に富んだ内容をご教示頂けるであろう。続いて、岩手医科大学附属病院 小野寺直人先生に、ICPHに求められるマネージメント力というテーマでご発表頂く。薬剤師の臨床介入場面も増えている。豊富な活動実績のご教示が学びを深める機会になると思う。続いて、東京女子医科大学病院 川野良子先生に、管理者が求める看護専門職のマネージメント力というテーマでご発表頂く。多くの看護専門職を育成支援してきた経験から、専門職の姿勢に対し厳しい意見を頂戴できると思う。最後に、当学会理事長の東北大学大学院 賀来満夫先生より、特別発言を頂戴する。感染制御活動に臨むすべての学会員のために、多くのご示唆と力強いエールを頂戴できると思う。
平坦な道ばかりではない感染制御活動であるが、このシンポジウムが学びとなり発展へのきっかけとなれば幸いである。

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