The 34th Annual Meeting of Japanese Society for Infection Prevention and Control

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シンポジウム

シンポジウム15
隣のNICUの感染対策を見てみたい

Sat. Feb 23, 2019 10:20 AM - 11:50 AM 第7会場 (神戸ポートピアホテル 本館B1F 和楽)

座長:森岡 一朗(日本大学医学部 小児科学系小児科学分野), 美島 路恵(東京慈恵会医科大学病院 医療安全管理部感染対策室)

【座長の言葉】
 新生児集中治療室(Neonatal Intensive Care Unit : NICU)入室児の感染管理を行っていく上での特徴としては、免疫能の未熟性、常在菌叢の未形成、皮膚・粘膜の未発達があげられる。さらに、NICU特有の器具や処置も多く、NICUユニットはオープンスペースで管理されることが多く、感染リスクの高い対象であり、環境である。成人における感染対策をNICUに適用できる部分もあるが、NICUにおける感染管理は特殊性があり、十分なエビデンスが構築されていない。これらの背景により、NICUにおける感染対策はどこの施設においても苦慮していることが多い。
 その一方、NICUにおける耐性菌アウトブレイク事例の報道を見ても、社会的に関心の高さがうかがわれる。NICUにおける耐性菌アウトブレイク発生のインパクトは、新生児やその家族に与える身体的・精神的侵襲はもちろんのこと、地域周産期医療への負担、病院収益の減少など計り知れない。
 本シンポジウムでは、NICUを取り巻く耐性菌対策について様々な立場、視点でご報告頂く。エビデンスの少ないNICUにおける感染対策を一緒に議論し、明日からの診療につなげたい。

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