第34回日本環境感染学会総会・学術集会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム2
Clostridioides (Clostridium) difficile感染症:新しい治療戦略

2019年2月22日(金) 10:35 〜 12:05 第1会場 (神戸国際展示場 2号館1F コンベンションホール)

座長:長尾 美紀(京都大学医学部附属病院 検査部・感染制御部), 三澤 成毅(順天堂大学医学部附属順天堂医院 臨床検査部)

【座長の言葉】
Clostridioides difficile は、医療環境・機器やスタッフ間での接触で伝播し、抗菌薬曝露が感染発症の危険因子となることから、医療関連感染の原因微生物で特に重要な位置を占めています。市中発症型のC. difficile 感染症(CDI)も報告されており、院内外問わず患者数は増加傾向であるともいわれています。
さらに近年では、遺伝子検査を活用したCDIの診断アルゴリズムが導入されたり、新規治療薬が発売され、CDI診療とそのマネージメントは日々進歩しているといっても過言ではありません。
このような状況のなか、2017年には米国感染症学会(IDSA)から、そして2018年には日本感染症学会ならびに日本化学療法学会よりCDIの診療ガイドラインが発行されました。
本シンポジウムでは、CDI診療に造詣が深い5名のシンポジストにご登壇いただきます。参加者の皆さんには、最初に日米ガイドラインの相違を理解していただき、CDIのマネージメントを考えるうえでとても重要な症例定義を確認したうえで、微生物検査と診断のアルゴリズム、新しい治療薬の位置づけ、ならびに感染対策について理解を深めていただけるような構成といたしました。
参加者の皆さんと活発な意見交換をしながら、最新のCDIのマネージメントを学ぶことのできる有意義なシンポジウムとすることができましたら幸いです。

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