第42回日本磁気共鳴医学会大会

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ポスター

頭頸部-プラークイメージ

頭頸部-プラークイメージ

Fri. Sep 19, 2014 2:42 PM - 3:18 PM ポスター会場 (5F ロビー)

座長:渡邊祐司(九州大学大学院医学研究院 臨床放射線科学分野分子イメージング診断学講座)

[P-2-133] 頚動脈プラーク撮像法の比較 -SE系シーケンスにおけるk space充填法の違いによるSIRの比較-

中孝文1, 高橋光幸2, 秦博文3, 五十嵐太郎4, 本寺哲一5, 竹田幸太郎6 (1.社会医療法人財団石心会川崎幸病院, 2.国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院, 3.北里大学病院, 4.一般財団法人神奈川県警友会けいゆう病院, 5.昭和大学藤が丘病院, 6.IMSグループ 横浜新都市脳神経外科病院)

[目的]頚動脈プラークMRI検査ではT1コントラストは非常に重要であることが知られており, 一般的にプラークと胸鎖乳突筋との信号強度比(SIR)を用いて性状評価が行われている.しかしT1強調画像には様々な撮像法があり,標準化も確立していない. 我々は前回大会においてSE系シーケンスが標準化として適切であることを提案した. 今回我々はTSE法におけるk space充填法の違いがSIRに与える影響を検討したので報告する.[使用機器] Philips社製Ingenia 1.5T, ds Head Neck Spine コイル[方法]出血性プラークと筋肉を模した自作ファントムを用い, TRとTEを可能な限り揃えたcartesian scanとradial scanのT1 TSE法で撮像し, SIRを求め比較検討した. 同様に頸動脈プラークの精査を施行した症例で, 本研究の主旨を十分に説明し理解と同意の得られた被検者でもSIRの比較検討を行った.[結果・まとめ]ファントム・症例共にcartesian scanとradial scanとの間でSIRの差は認められなかった. Radial scanはcartesial scanと比べ体動に影響を受けにくく, 血液信号を抑制しやすいという特徴を持つため, 頸動脈プラークの性状診断の標準撮像法として適していることが示唆された.