第45回日本磁気共鳴医学会大会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム5
高磁場MRIで見る脳機能・代謝の基礎と最前線

2017年9月15日(金) 15:20 〜 17:50 第2会場 (栃木県総合文化センター 1F サブホール)

座長:原田 雅史(徳島大学大学院医歯薬学研究部放射線医学分野), 福永 雅喜(生理学研究所心理生理学研究部門 )

【ねらいと概要(Aims & Scope)】
 高磁場MRIを用いた脳機能・代謝評価として、functional MRI(fMRI)とMR spectroscopy(MRS)における理解しておきたい要点と最近の話題について俯瞰し、基礎研究から臨床現場への応用についてひろく理解を深めることが目的である。fMRIでは、解析に関する内容や注意点から最近のヒューマンブレインインターフェースに関する話題及び安静時fMRIの臨床応用への課題等が議論の対象となる。また、MRSにおいては、これまでの測定方法の感度向上を目指した取り組みとしてMEGA-editing法やSemi-Laser法等の原理と技術紹介を行い定量にむけた改善点と新しい応用方法について紹介、討論する予定である。これらにより、参加者は高磁場MRIを用いた脳機能・代謝評価方法の測定技術から解析方法に至る基礎知識のブラッシュアップを行い、最先端技術への理解と臨床応用への可能性や適応について考察を深めることができると期待される。