[P11-3] マインドワンダリングの軽減を目的とした徐歩下経頭蓋直流刺激による長期的オーギュメーション効果 -二重盲検比較試験 (RCT)-
【目的】マインドワンダリング(MW)は現在と無関係な考えに漂っている状態で、不安との関係が注目されている。MWの減少が期待できる徐歩と、経頭蓋直流刺激(tDCS)の組み合わせによる効果を検討した。【方法】実刺激26名、偽刺激28名の健常者を解析に供した。足に感覚を誘導しながら徐歩を行い、同時にtDCS(1mA, 陽極F5)を施行。State-Trait Anxiety Inventory(STAI)-SAをtDCS直前、直後、1時間後、1週間後で評価し混合モデルを用いて分析。特定臨床研究法jRCTs052180043【結果】1週間後のSTAI-SAのスコアと2群間の交互作用が有意で、偽刺激群より実刺激群でスコアが低かった。【結論】20分間の徐歩とtDCSの組み合わせで長期的な不安減少効果を認めることがRCTで証明された。