日本臨床神経生理学会学術大会 第50回記念大会

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一般演題ポスター

一般演題ポスター 基礎神経生理

[P28-3] 短趾伸筋の位置

長谷川修1, 奈良典子2 (1.横浜市立大学 市民総合医療センター, 2.横浜市立 脳卒中・神経脊椎センター 神経内科)

【目的】短趾伸筋(EDB)は、糖尿病などの多発神経障害で早期に萎縮に陥る。EDBは腓骨神経伝導検査でしばしば記録筋として用いられるが、神経障害児にはしばしば視診や触診が困難となる。適切な位置にEDB電極が配置するために、同筋を十分に蝕知できる例でその位置の分布を調べた。【対象および方法】視診および触診でEDBを明瞭に感知できた59名で、足底縁に平行かつ外踝下縁から前方何mmに記録電極を置いたかを測定した。【結果】 EDB中央の位置は、外踝下縁の前方51mm(40~60mm)にあり、この距離と身長とはr=0.54の正の相関を持った。EDB平均振幅は6.1mVであった。【考察】EDBの中央は、外踝下縁から足底縁に沿って前方約5cmのところに存在した。EDBを蝕知できない場合には、5cmを中心に、身長20cmあたり5mmを増減させた位置に記録電極を配置するのが適切と考えられる。