第39回一般社団法人日本口腔腫瘍学会総会・学術大会

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7.周術期管理・検診

[P07-07] 東京歯科大学大学院がんプロフェッショナル養成コースの自己評価と改善点

〇鈴木 大貴1,2、吉田 佳史3、齋藤 寛一2,1、大金 覚1、髙野 正行4、片倉 朗5、野村 武史1,2、髙野 伸夫1 (1.東京歯科大学口腔がんセンター、2.東京歯科大学口腔腫瘍外科学講座、3.東京歯科大学オーラルメディシン・病院歯科学講座、4.東京歯科大学顎顔面外科学講座、5.東京歯科大学病態外科学講座)


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[緒 言]本学院の口腔がん治療に携わるがん専門医歯科医師養成のためのプログラムは、文部科学省の「がんプロフェッショナル養成プラン」への参画より継続され、今年度で13年を迎える。今回、プログラム見直しを目的とし、指導内容の評価を行うこととした。

[方 法]当該コースを修了した修了生および、その指導に当たった指導教員にアンケート形式で大学院在学期間における満足度、各指導項目について評価を依頼し点数化した。評価項目は文部科学省中央教育審議会、医療系ワーキンググループの「医療系大学院の目的とそれに沿った教育等の在り方についての報告書」を参考に設定した。修了後の満足度、各項目における知識、技術、態度のそれぞれについて5点満点で評価した。

[結 果]修了生6名、指導教員6名より回答を得た。満足度および各評価項目全てで、修了生の平均値が高く、教員で低い評価となる傾向だった。[満足度]、[資質]、[指導環境]、[臨床研究方法、臨床教育法]では乖離し、修了生の自己評価が高い結果であった。

[考 察]修了生の満足度が高い結果は望ましい結果だった。修了生と教員の評価の乖離は、実臨床で必要な能力に対する期待値に差があると考えられた。医育プログラムにおいては、具合的な目標設定を数値化することは困難なことが多いが、大学院生と指導医の目標設定を近づけることは、当該プログラムの更なる発展に必要な要素の1つであると考えた。