15:00 〜 17:30
[LOP-05] 就労支援の現状と問題点
自立支援制度と愛媛での就労支援
小児期の疾患を乗り越えて、子どもたちが成長、発達し、社会的に自立できるようになることは、小児医療に携わるみんなの願いのひとつです。
心疾患を有している患児が、社会生活に参加する機会も多くなりましたが、小児期から社会的に自立していくためには多くのハードルを乗り越えていかなければなりません。社会生活、いわゆる社会的自立のなかで、就労と就業継続、年収、障害年金受給などの所得保障に関する問題は、心疾患患者の経済的・精神的苦痛と大きく関連しています。そこで、『慢性疾患をのりこえていく子どもたちのジョブプロジェクト』という体調に合わせた就労支援の愛媛県における取り組みについてご紹介したいと思います。
平成26年10月から、愛媛大学病院の小児循環器外来にコーディネーターによる相談コーナーを併設することにより始まりました。現状の不安や、就労や就労内容に対する要望、資格や今までの経験などについて聞き取り調査を行い、それをもとに、企業を交えたジョブカンファレンスで、提供できる可能性のある雇用機会を調整していきます。平成27年度からは、愛媛県(都道府県)、松山市(中核都市)から委託をうけて、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業(法定事業)の一環として、相談支援(必須事業)、学習支援、就職支援などを継続して行っています。体調に合わせて、在宅業務、IT企業への就職、就労体験など移行支援を企画したり、就労継続支援AまたはB型、障害者雇用、特例子会社に連携し、さらには一般就労へのアップグレードなどを調整していきます。
就労支援事業を通して、心疾患患者自身の働き甲斐を見出し、コミュニケーション能力、エンプロイヤビリティを向上させて、企業や行政との連携により実際に就労につないでいくことが可能になっていくものと思われます。
心疾患を有している患児が、社会生活に参加する機会も多くなりましたが、小児期から社会的に自立していくためには多くのハードルを乗り越えていかなければなりません。社会生活、いわゆる社会的自立のなかで、就労と就業継続、年収、障害年金受給などの所得保障に関する問題は、心疾患患者の経済的・精神的苦痛と大きく関連しています。そこで、『慢性疾患をのりこえていく子どもたちのジョブプロジェクト』という体調に合わせた就労支援の愛媛県における取り組みについてご紹介したいと思います。
平成26年10月から、愛媛大学病院の小児循環器外来にコーディネーターによる相談コーナーを併設することにより始まりました。現状の不安や、就労や就労内容に対する要望、資格や今までの経験などについて聞き取り調査を行い、それをもとに、企業を交えたジョブカンファレンスで、提供できる可能性のある雇用機会を調整していきます。平成27年度からは、愛媛県(都道府県)、松山市(中核都市)から委託をうけて、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業(法定事業)の一環として、相談支援(必須事業)、学習支援、就職支援などを継続して行っています。体調に合わせて、在宅業務、IT企業への就職、就労体験など移行支援を企画したり、就労継続支援AまたはB型、障害者雇用、特例子会社に連携し、さらには一般就労へのアップグレードなどを調整していきます。
就労支援事業を通して、心疾患患者自身の働き甲斐を見出し、コミュニケーション能力、エンプロイヤビリティを向上させて、企業や行政との連携により実際に就労につないでいくことが可能になっていくものと思われます。