第59回日本小児循環器学会総会・学術集会

講演情報

委員会企画シンポジウム

委員会企画シンポジウム5(II-CSY05)
2024年度診療報酬改定について

2023年7月7日(金) 14:50 〜 15:50 第4会場 (G303)

座長:三浦 大(東京都立小児総合医療センター循環器科), 座長:深澤 隆治(福寿会病院小児科)

[II-CSY5-06] 小児心臓術後ICUにおける開胸管理加算

松井 彦郎1, 大崎 真樹2,3, 小田 晋一郎4 (1.東京大学 医学部 小児科, 2.東京都立小児総合医療センター 集中治療科, 3.JCHO中京病院 中京こどもハートセンター 集中治療科, 4.京都府立医科大学大学院医学研究科心臓血管外科学)

キーワード:心臓手術, 開胸, ECMO

背景:小児循環器診療の進歩に伴い、集中治療室における処置は多様化・一般化している。目的および方法:多くの医療資源を必要とする集中治療における適切な診療報酬を目標に、小児心臓術後における集中治療室での開胸管理における保険償還の活動を報告する。報告:令和6年の診療報酬改定における保険償還を目標として、小児特定集中治療室管理料における開胸管理加算の新規申請を提案した。日本小児循環器循環器学会の分科会である、日本小児循環器集中治療研究会の幹事会にて案件の提案を募集し、開胸管理加算の新規申請を小児循環器学会経由で内保連に提案した。申請の過程において、外科系学会との協力、客観的データの収集、ガイドライン作成の仮題等、様々な課題があがり、申請前から計画的に多領域で協力して対応する必要性が感じられた。結語:集中治療は多くの高額医療処置があり、長期的な戦略における診療体制整備が必要である。