[I-P01-3-09] 小児循環器領域におけ次新世代CTワークステーションViewtify(R)の有用性
キーワード:造影CT, Viewtify, ワークステーション
【背景】小児循環器領域において造影CTの役割は大きい。当院ではAze、Zio、Vincent、CMR42が導入されていたが、2023年に空間再現ディスプレイELF-SR1(ソニー)とViewtify(サイアメント)を導入した。これらのシステムは、空間再現ディスプレイにより裸眼立体視することが可能な次世代ワークステーションである。Viewtifyの有用性を報告する
【構造の観察】造影CTでは造影剤が満たされた心腔・血管内を可視化することにより、立体構造を理解する。ViewtifyはCT閾値に境界をひくことで心腔内構造も観察可能となる。【症例1】TOFの弁下 conusの様子や【症例2】DORVのdoubly commited VSDが文字通り「目に飛び込んで観察」できる。構造の理解や若手教育にも利用でき、外科医の術前のイメージングに有用である。最新のアップデートで4D CTも表示可能となった。
【CTとカテーテルのfusion】Viewtifyは実物大の心臓を立体投影する。【症例3】Jatene術後の冠動脈造影でのJRカテーテルのcoupling、【症例4】純型肺動脈閉鎖での肺動脈弁穿通や【症例5】心房中隔穿刺でのIVCからのrootシミュレーションが可能と思われる。空間内のカテーテルは、画像と現実の違いがわからなくなるほどのリアルである。
【3Dエコー】Viewtifyは3Dエコーにおけるcartesian Dicomデータにも対応している。残念ながら当院で使用しているPhilipsのQlabからのデータを読み込むことはできなかったが、3D/4Dエコーを裸眼立体視できれば、様々な構造理解の一助になると思われる。
【まとめ】Viewtifyは医療機器の認可がなく診断利用はできないが、従来の造影CTワークステーションとは画一をなす、裸眼立体視可能な次世代のワークステーションである。立体視できるのは一人だけであるが、VRやlightningの手法により、同時に表示される平面ディプレイにおいても美しく、わかりやすい画像が表示でき、診療に有用なツールである。
【構造の観察】造影CTでは造影剤が満たされた心腔・血管内を可視化することにより、立体構造を理解する。ViewtifyはCT閾値に境界をひくことで心腔内構造も観察可能となる。【症例1】TOFの弁下 conusの様子や【症例2】DORVのdoubly commited VSDが文字通り「目に飛び込んで観察」できる。構造の理解や若手教育にも利用でき、外科医の術前のイメージングに有用である。最新のアップデートで4D CTも表示可能となった。
【CTとカテーテルのfusion】Viewtifyは実物大の心臓を立体投影する。【症例3】Jatene術後の冠動脈造影でのJRカテーテルのcoupling、【症例4】純型肺動脈閉鎖での肺動脈弁穿通や【症例5】心房中隔穿刺でのIVCからのrootシミュレーションが可能と思われる。空間内のカテーテルは、画像と現実の違いがわからなくなるほどのリアルである。
【3Dエコー】Viewtifyは3Dエコーにおけるcartesian Dicomデータにも対応している。残念ながら当院で使用しているPhilipsのQlabからのデータを読み込むことはできなかったが、3D/4Dエコーを裸眼立体視できれば、様々な構造理解の一助になると思われる。
【まとめ】Viewtifyは医療機器の認可がなく診断利用はできないが、従来の造影CTワークステーションとは画一をなす、裸眼立体視可能な次世代のワークステーションである。立体視できるのは一人だけであるが、VRやlightningの手法により、同時に表示される平面ディプレイにおいても美しく、わかりやすい画像が表示でき、診療に有用なツールである。