15:15 〜 15:55
[スポーツ文化-SA-1] 戦略的基軸の変化
本質とその客観的可視化
<演者略歴>
2002年京都大学経済学部卒、三菱商事入社。台湾・ドイツ駐在を経て2017年同社退職後、露LUKOILに勤務。現在は、(一財)グリーンスポーツアライアンス代表理事、(一社)京都スマートシティー推進協議会理事兼事務局長を務める。本年4月より三重大学大学院生物資源学研究科(生物圏生命科学専攻)博士後期課程に進学。
2002年京都大学経済学部卒、三菱商事入社。台湾・ドイツ駐在を経て2017年同社退職後、露LUKOILに勤務。現在は、(一財)グリーンスポーツアライアンス代表理事、(一社)京都スマートシティー推進協議会理事兼事務局長を務める。本年4月より三重大学大学院生物資源学研究科(生物圏生命科学専攻)博士後期課程に進学。
2018年12月COP24 で国連UNFCCCより発表された「Sports for Climate Action Framework」は国連広報センターの日本語訳を参照すると、地球の気温上昇を 1.5°C に抑え、気候変動の最悪の影響を回避するためには、政府、民間セクターおよび市民社会のあらゆるレベルでより野心的で実効的な気候変動対策が今すぐ必要であるという認識は普遍的であると綴られている。18のスポーツ団体(内日本から8団体)で発足した同Frameworkは2021年現在で200以上の団体に膨らんでいる。パリ協定と SDGs は、私たちの気候を安定化させ平和と豊かさを広げ、数十億人に機会を与える大きな潜在性を備えたビジョンに富む 2 つの合意であると同Frameworkは続ける。Ecologicalなもののみならず、Socioculturalな取組も含めて各国のスポーツ団体でSDGsに関連する様々な取組が行われているが、それぞれの取組の客観的評価は、例えば上記気候科学のそれとは種類の異なるものに見受けられるケースもある。本質は何か、そしてその客観的な可視化とはどうあるべきか考察する。なお、本発表では、前半にSDGsの概説を行い、後半では上記の点に触れていくこととする。