日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会

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健康福祉研究部会 » 【課題C】運動不足(不活動)に伴う⼼⾝機能の低下をいかに予防するか

健康福祉研究部会【課題C】テーマ別シンポジウム/テレワーク時代における心身の健康の保持増進の工夫と提言(新しい生活様式と健康の保持・増進)

2021年9月8日(水) 15:30 〜 17:30 会場6 (Zoom)

コーディネーター:岩井 浩一(茨城県立医療大学)、沢井 史穂(日本女子体育大学)

16:00 〜 16:30

[健康福祉-SC-2] With/Afterコロナ下のフィットネス産業界の動向とビジョン

*岩井 智子1 (1. 株式会社クラブビジネスジャパン)

<演者略歴>
お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒。大学時代にフィットネス指導者として活動を開始。卒業後、都市銀行、フィットネスクラブ運営企業などを経て、経営情報誌の編集に携わる。2002年より現職。国内外の業界トレンドの情報収集発信を行ってきている。2016年より公益社団法人日本フィットネス協会理事。
 コロナ禍により、フィットネスクラブ運営企業の経営環境が悪化し、フィットネス参加者および参加率はコロナ以前の3割程度減少していると見られています。その一方で、長期化する外出自粛による身体活動量の不足による健康二次被害予防の観点から、フィットネス業界の社会的役割は高まっていると言えます。
 コロナ禍で変化する環境変化への対応として、日本でもオンラインフィットネスが浸透していますが、オンラインフィットネスは、ユーチューブなどの無料コンテンツも多く、事業化しづらい側面がある一方で、既に競合サービスが激増し、レッドオーシャン市場となっています。
 今後の市場動向予測として、海外のトレンドを分析したところ、「オンラインフィットネス」「アウトドアフィットネス」「パーソナルトレーニング」が3大トレンドとなっています。
 また、フィットネス運営企業の経営課題としては、顧客エンゲージメント強化による継続率の向上と、価値の高いサービス拡充による顧客単価の向上です。緊急事態宣言が長期化する中、運営企業の現状の課題と今後の展望についても考察していきます。