11:25 〜 11:50
[02 社-口-04] 中学生・高校生年代の競技大会の展開
1946年から2001年まで
中学生・高校生年代の運動部活動を中心としたユーススポーツは、日本のスポーツ文化を支える土台である。しかし近年、活動時間・日数の増大や勝利至上主義の弊害といった過剰なあり方が社会問題となっている。この背景には、運動部活動やユーススポーツの重要なイベントである競技大会が関係していると考えられる。発表者の問題関心は、その競技大会の展開を分析することで、運動部活動やユーススポーツの歴史的・社会的背景を理解することにある。
先行研究によると、運動部活動が戦後から現代にかけて拡大したことや、それを中心に日本のユーススポーツが活発化したことは知られているが、その競技大会の歴史は未だ十分に明らかになっていない。そのため、いつごろ、どのような競技大会がどれくらい開催されたのか、といった問いに答えられない。
そこで本発表は、中学生・高校生年代の競技大会がどのように展開してきたのかを明らかにすることを目的とする。
資料として第一に、競技横断的に大会情報を把握するため、朝日新聞社編『運動年鑑』(1948-1953)、その後継誌の『スポーツ年鑑』(1954-1967)、そして日本体育協会編『日本アマチュアスポーツ年鑑』(1969-2002)を用いる。第二に、競技別の詳細を把握するため、各競技団体の周年史・記念誌を用いる。第三に、それらを補足するために新聞記事アーカイブスやインターネット情報、その他関連資料も用いる。これらの資料から、1946年から2001年までの各種大会情報を蒐集できる。その中から中学生・高校生年代の選手を対象とした競技大会を抽出し、とくに全国大会の動向に焦点を絞って、各競技大会の開催状況の変遷を検討する。
発表当日は分析結果を報告し、中学生・高校生年代の競技大会がどう展開してきたのかを明らかにしながら、戦後日本のユーススポーツを総括的に議論したい。
先行研究によると、運動部活動が戦後から現代にかけて拡大したことや、それを中心に日本のユーススポーツが活発化したことは知られているが、その競技大会の歴史は未だ十分に明らかになっていない。そのため、いつごろ、どのような競技大会がどれくらい開催されたのか、といった問いに答えられない。
そこで本発表は、中学生・高校生年代の競技大会がどのように展開してきたのかを明らかにすることを目的とする。
資料として第一に、競技横断的に大会情報を把握するため、朝日新聞社編『運動年鑑』(1948-1953)、その後継誌の『スポーツ年鑑』(1954-1967)、そして日本体育協会編『日本アマチュアスポーツ年鑑』(1969-2002)を用いる。第二に、競技別の詳細を把握するため、各競技団体の周年史・記念誌を用いる。第三に、それらを補足するために新聞記事アーカイブスやインターネット情報、その他関連資料も用いる。これらの資料から、1946年から2001年までの各種大会情報を蒐集できる。その中から中学生・高校生年代の選手を対象とした競技大会を抽出し、とくに全国大会の動向に焦点を絞って、各競技大会の開催状況の変遷を検討する。
発表当日は分析結果を報告し、中学生・高校生年代の競技大会がどう展開してきたのかを明らかにしながら、戦後日本のユーススポーツを総括的に議論したい。