[生涯スポーツ-SC-3] みんなのスポーツ参加の現状と問題把握
ニュースポーツ・ユニバーサルスポーツに着目して
<演者略歴>
仙台大学体育学部体育学科教授。仙台大学体育学科長・副学長を歴任し、現在は日本レクリエーション協会理事、公認指導者養成課程認定校研究連絡会議幹事長、宮城県レクリエーション協会副会長、日本生涯スポーツ学会副会長、仙台市スポーツ推進審議会会長、スペシャルオリンピックス日本調査研究委員などを務める。
仙台大学体育学部体育学科教授。仙台大学体育学科長・副学長を歴任し、現在は日本レクリエーション協会理事、公認指導者養成課程認定校研究連絡会議幹事長、宮城県レクリエーション協会副会長、日本生涯スポーツ学会副会長、仙台市スポーツ推進審議会会長、スペシャルオリンピックス日本調査研究委員などを務める。
本発表では、多くの人々に認識されている「ニュースポーツ」、オリパラ教育の一環として紹介されている「ボッチャ」のような「ユニバーサルスポーツ」、さらには2015年に考案された「ゆるスポーツ」などに着目します。それらは「中心」に据えられる近代スポーツに対する「周辺」を構成するレジャースポーツ的役割を有するスポーツ領域として認識されてきたのではないでしょうか。しかしながら今日、それらは国民のスポーツへの興味関心を喚起しスポーツ実施率を向上させる一手段としての体験会やイベントの全国的開催、学校体育では児童生徒の体育嫌い・運動離れ現象を軽減すべく学習指導要領が従来の「種目ベース」から「型ベース」への再編に伴うルール変更による軽スポーツやニュースポーツの導入、3.11東日本大震災の復旧・復興期における制限された環境下での心身の健康の保持など、新たな役割を担う時代が到来したと捉えても良いのではないでしょうか。そこで、それらの全体像の把握として現状や問題点を紹介させていただきます。一連のスポーツは、スポーツ庁による第3期スポーツ基本計画「3つの視点」を支える施策を具現化する可能性があると考えています。