[健康福祉-SA-2] 子供たちのヘルスリテラシーの育成と体力・運動との関わり
<演者略歴>
茨城大学教育学部教授。筑波大学大学院医学研究科修了。博士(医学)。筑波大学助手、茨城大学准教授を経て現職。日本保健科教育学会理事・会長。日本学校保健学会理事。日本健康教育学会理事。専門は学校保健、保健科教育、公衆衛生学、疫学。現在は、主に保健授業の実践研究に取り組んでいる。
茨城大学教育学部教授。筑波大学大学院医学研究科修了。博士(医学)。筑波大学助手、茨城大学准教授を経て現職。日本保健科教育学会理事・会長。日本学校保健学会理事。日本健康教育学会理事。専門は学校保健、保健科教育、公衆衛生学、疫学。現在は、主に保健授業の実践研究に取り組んでいる。
ヘルスリテラシーは概ね「健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための能力」と定義されている。子供たちの健康課題の多様化、複雑化に加え、ICTの活用が進む教育現場の状況に鑑みると、ヘルスリテラシーの育成は喫緊の課題と言えよう。そのことは、学習指導要領実施状況調査(国立教育政策研究所)の結果にも表れており、各校種で次の課題が指摘されている。○小学校:図を読み取り健康情報を分析すること。○中学校:健康に関する抽象的な内容を具体的な事象に適用したり応用したりすること。○高等学校:個人の健康の保持増進と社会環境づくりを関連付けること。これらをヘルスリテラシーの定義に沿って解釈すると、小学校では「健康情報を理解し、評価すること」、中学校では「健康情報を活用すること」、高等学校では「知識を統合化し、より深い概念を理解すること」に課題があると考えられる。
本発表では、子供たちのヘルスリテラシーを育成する手立てとともに、そのことが体力や運動とどのように関わるのか考察したい。
本発表では、子供たちのヘルスリテラシーを育成する手立てとともに、そのことが体力や運動とどのように関わるのか考察したい。