11:41 AM - 11:56 AM
[11教-口-17] 中学校保健体育教師の体育理論実施に対する積極性を形成する要因に関する研究
中学校保健体育における「体育理論」は2008年の中学校学習指導要領改訂により、従来の「体育に関する知識」から名称が改正された。さらに、 生涯にわたる豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育むため、体育理論を単元として構成し、まとまりとして学び、各学年3単位時間以上を配当することが示された。
しかし、体育理論を単元として実施していなかったり、実技のオリエンテーションとして実施したりするなど、現場の保健体育教師の体育理論に対する意識は高くないことや、体育理論の価値や意義を認識していない保健体育教師が多くいることが報告されている。
一方で、体育理論に積極的に関わり、様々な観点から体育理論の授業を検討し、生徒の興味・関心を喚起し、学習意欲を高めようとしている保健体育教師も存在する。これらの保健体育教師は、体育理論の価値や意義を十分に理解し、より良い体育理論の授業を創造するための根拠となる考え方を獲得していると思われる。
本研究は、体育理論に積極的に関与する中学校保健体育教師に焦点を当てた。調査対象とした中学校保健体育教師の語りから、体育理論に対する専門性や価値観の形成過程を分析することで、体育理論実施に対する積極性を形成する要因を検討することを目的とした。
しかし、体育理論を単元として実施していなかったり、実技のオリエンテーションとして実施したりするなど、現場の保健体育教師の体育理論に対する意識は高くないことや、体育理論の価値や意義を認識していない保健体育教師が多くいることが報告されている。
一方で、体育理論に積極的に関わり、様々な観点から体育理論の授業を検討し、生徒の興味・関心を喚起し、学習意欲を高めようとしている保健体育教師も存在する。これらの保健体育教師は、体育理論の価値や意義を十分に理解し、より良い体育理論の授業を創造するための根拠となる考え方を獲得していると思われる。
本研究は、体育理論に積極的に関与する中学校保健体育教師に焦点を当てた。調査対象とした中学校保健体育教師の語りから、体育理論に対する専門性や価値観の形成過程を分析することで、体育理論実施に対する積極性を形成する要因を検討することを目的とした。