日本体育・スポーツ・健康学会第73回大会

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ポスター発表(専門領域別)

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測定評価(奇数演題)/ポスター発表

2023年9月1日(金) 12:50 〜 13:20 RY208 (良心館2階RY208番教室)

[08測-ポ-39] 2018年と2019年の5~12月までの幼児の午前中の歩数の関係

*出村 友寛1 (1. 仁愛大学)


幼児期の身体活動の減少は、体力低下や運動技能の未発達の大きな原因と考えられている。身体活動量に影響を及ぼす可能性がある要因として運動習慣や生活習慣などの可変要因、または、気温、降雨、風、および雪などの不変要因がある。気象の変化に富んだ日本では季節ごとに活動量も増減すると考えられるが、1年を通した測定は容易ではなく、十分な検討がなされていない。幼児期に獲得された習慣はある程度、引き継がれていくと考えられ、縦断的に身体活動を測定した場合、何らかの傾向をとらえられることが予想される。
本研究の目的は、2018年と2019年の5~12月までの歩数の関係を検討することであった。 調査対象は、福井県内の同じ保育園に通う2018年4月から4歳児クラス(2013年4月~2014年3月生まれ)に所属する幼児17名(男児9名、女児8名)であった。歩数は、三軸加速度センサー内蔵活動量計(Active Style Pro HJA-750C, Omron Healthcare, Japan)により、登園時の午前中(登園から昼食まで約3時間)計測し、期間は、2018年5月~2019年12月までの20カ月間であった。その内、2018年5〜12月の歩数を独立変数、2019年5〜12月の歩数を従属変数として男女別に回帰分析を行った。本研究における統計的な有意水準は、5%とした。 男女ともに非線形回帰式のあてはまりがよく、2次回帰式(男児: Y =00008x2 -3.3331x +6696.9、R2乗値= 0.42、女児: Y =0.002x2 -8.6721x +11708、R2乗値= 0.69)が得られた。