*Masaya Takahashi1 (1. National Institute of Occupational Safety and Health, Japan)
Session information
Public Symposium
睡眠と休養2024:安心安全を衛る最新の知見から
Wed. Oct 30, 2024 10:45 AM - 12:20 PM Venue2 (Main HallB, Sapporo Convention Center)
Chair:Takeshi Tanigawa, Yoshitaka Kaneita
「睡眠・休養に関する委員会」は、睡眠と休養に関する研究を推進し、国民全体の健康増進を図ることを目指して活動している。これまでに、地域や職域、妊産婦、高齢者、小児など様々なライフステージにおける睡眠と健康についてのシンポジウムを企画し、最新の研究成果に基づいて現状の課題について議論してきた。令和2年度には、ライフコースに注目し、妊産婦、小児、高齢者に焦点を当てたシンポジウムを開催し、令和3年度には、睡眠と休養が社会に及ぼす影響と、それに伴う健康危機について詳細に議論した。さらに、令和4年度には、小児の睡眠に焦点を当て、エビデンス構築の試みと社会実装について議論し、令和5年度には、小児の睡眠教育をテーマに、テクノロジーを活用した適切な介入方法について議論した。
上記の趣旨に基づき、本シンポジウムでは、「安心・安全を衛る最新の知見」をテーマに、高橋正也先生には職域における働き方改革を踏まえた労働者の睡眠・休養、吉村力先生には臨床医学の立場から睡眠呼吸障害の特徴とその悪影響など、村木功先生には大規模コホート研究によって明らかとなった地域住民の睡眠状態が疾患に与える影響、植田結人先生には教育現場における小児の健康と生活を衛るための睡眠・休養について、各々最新の知見をご紹介頂く。これらの講演をもとに、各対象集団の安心・安全を衛り、社会全体へと展開していくための方策について議論する。
なお、我々のこれまでの活動は以下の通りである。
令和5年度(第82回日本公衆衛生学会総会公開シンポジウム)「小児の睡眠教育2023」
令和4年度(第81回日本公衆衛生学会総会公開シンポジウム)「睡眠と健康 2022小児の睡眠と健康」
令和3年度(第80回日本公衆衛生学会総会公開シンポジウム)「睡眠と健康2021」
令和2年度(第79回日本公衆衛生学会総会公開シンポジウム)「睡眠と健康を考える」
また、公衆衛生誌2018; 82: 854-858, 945-949. 2019; 83: 60-63, 148-152, 226-229, 304-310, 390-396, 628-634. 2020; 84: 480-484. に睡眠・休養委員会委員の総説が掲載されているのでご参照いただければ幸いである。
*Chikara Yoshimura1,2,3,4 (1. Fukuoka University, Department of Preventive Medicine and Public Health, 2. Fukuoka University Hospital, Sleep Center, 3. Fukuoka University Hospital, Department of Respiratory Medicine, 4. Fukuoka University, Department of Respiratory and Sleep Medicine)
*Isao Muraki1 (1. Public Health, Osaka University Graduate School of Medicine)
*Yuito Ueda1, Hiroo Wada1, Takeshi Tanigawa1 (1. Department of Public Health Juntendo University Faculty of Medicine)