*助友 裕子1,2 (1. 日本女子体育大学、2. 日本健康教育学会)
セッション情報
公募シンポジウム
シンポジウム22:地域の社会課題の解決にアクションリサーチをどのように活用するか
2024年10月30日(水) 10:45 〜 12:20 第3会場 (札幌コンベンションセンター 大ホールC)
座長:福田 吉治(帝京大学大学院 公衆衛生学研究科)、上地 勝(茨城大学)
アクションリサーチは、コミュニティにおける実践と研究を連動させ、エンパワメントを促し、社会変革をもたらす持続可能性な活動に繋げることが期待される研究手法である。公衆衛生の活動および研究としての意義は高い。しかしながら、わが国の公衆衛生分野では、その実践や発表は限られている。
そこで、地域等で公衆衛生活動に従事する実践者と研究者が集まる本学会のシンポジウムにて、活動と研究への展開事例を共有し、地域の問題解決のための一手法として、理解を深めることを目的とする。
日本健康教育学会では、2022年に「アクションリサーチに関する論文の書き方ガイドライン」を作成し、アクションリサーチの定義や意義を示すとともに、アクションリサーチを論文にするための手引きを公表した(https://nkkg.eiyo.ac.jp/_src/29283/action_reserch_guideline_final.pdf?v=1726533132769)。このガイドラインに基づき、アクションリサーチの実践を促進し,その内容を論文等で発表することを推奨している。
本シンポジウムでは、このガイドライン作成に中心的に関わった助友裕子氏から、ガイドラインを用いた実践活動の整理の実際を紹介いただいた後に、3名のシンポジストから具体的なアクションリサーチとして、3つの事例を報告していただく。
アクションリサーチにはさまざまな形や対象があるが、学会に参加される方が行っている地域等での公衆衛生活動や実践の多くは、アクションリサーチの範疇に含まれる。本シンポジウムで、アクションリサーチそのものへの理解を深め、さらには、論文や学会での発表に向けたアクションリサーチのまとめ方を共有したい。
なお、「アクションリサーチに関する論文の書き方ガイドライン」については、本シンポジウムの同日朝に開催される「モーニングセミナー1」にて詳しく報告があるので,併せてご参加いただきたい。
*原 裕樹1、齋藤 由里子1、三浦 優佳1、山田 幹夫1、木下 ゆり2,3 (1. 公益財団法人味の素ファンデーション(TAF)、2. ふれあいの赤いエプロンプロジェクト評価チーム、3. 東北生活文化大学短期大学部)
*黒田 藍1 (1. 特定非営利活動法人団地応援隊)
*佐藤 美由紀1 (1. 新潟大学大学院保健学研究科看護学分野)