*Tetsuji Yokoyama1 (1. Department of Health Promotion, National Institute of Public Health)
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Public Symposium
本学会と関連学協会が連携して取り組む自治体専門職種の評価能力の開発
Thu. Oct 31, 2024 10:45 AM - 12:20 PM Venue8 (206, Sapporo Convention Center)
Chair:Rie Okamoto, Kotatsu Maruyama
日本公衆衛生学会モニタリング・レポート委員会生活習慣病・公衆栄養ワーキンググループでは、令和5年度の第82回総会において「自治体における健康づくり事業の円滑な PDCA サイクルの循環を目指して」と題したシンポジウムを開催し、また同年の年次報告書を通して「健康づくり事業における専門職種に求められている課題」について報告した。具体的には、地方自治体の専門職種(実務者)の調査・分析の方法やその結果の解釈に関する能力の向上が望まれ、そのためには本学会と関連学協会が連携して取り組むことが必要である点を挙げた。第83回総会においては、本学会や関連学協会が育成を目指す人材の姿と、そのために必要な人材育成に関する取り組みを共有し、そして専門職種の「調査・分析の方法やその結果の解釈に関する能力の向上」に関する議論を聴衆の方々とともに展開したい。
そこで本シンポジウムでは、まず国立保健医療科学院の横山徹爾先生に、特定健康診査や県民栄養調査などのデータの活用による生活習慣病対策のPDCAサイクルの推進についてご講演いただく。その後、本ワーキンググループメンバーの女子栄養大学久保彰子先生に、地域住民の栄養課題の解決を図るための、行政管理栄養士の体制及び育成に係る現状と課題、さらには日本公衆衛生学会との連携について、また本ワーキンググループリーダーでもある名古屋大学八谷寛先生に、専門職種の調査・分析能力の向上に関する学会や大学の役割についてご講演いただく。最後に、磯博康理事長より日本公衆衛生学会における人材育成について発言していただく。
「調査・分析の方法やその結果の解釈に関する能力の向上」について、保健医療科学院、大学、行政など様々な視点での話題に基づき、聴衆の方々とともに、日本公衆衛生学会と関連学協会の連携による人材育成について議論を深めることが、今後の保健事業の推進に繋がるものと考えており、皆様の積極的な参加を期待している。
*Akiko Kubo1 (1. Kagawa Nutrition University)
*Hiroshi Yatsuya1, Toshiyuki Ojima2 (1. Department of Public Health and Health Systems, Nagoya University Graduate School of Medicine, 2. Department of Community Health and Preventive Medicine, Hamamatsu University School of Medicine)