*野井 真吾1 (1. 日本体育大学)
セッション情報
公募シンポジウム
シンポジウム46:子どものための公衆衛生
2024年10月31日(木) 10:45 〜 12:20 第2会場 (札幌コンベンションセンター 大ホールB)
座長:中山 祥嗣(国立環境研究所環境リスク・健康領域)、田淵 貴大(東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野)
近年、こども家庭庁が設置され、親子を中心に据えた行政が充実されることが期待される。その中で、学際的な研究により、子どもの健康にフォーカスした公衆衛生を実施することが重要である。医療、学校、家庭、行政等において、総合的に子どもの健康増進を図る研究の推進が必要となる。これまで、子どもの健康に関する研究は、さまざまな分野において、さまざまな専門の研究者により、別々に実施されてきた傾向がある。例えば、体育分野の研究者が、衛生学分野の研究者と共同で、子ども研究を行う例はまれである。あるいは、学校保健研究でも、養護教育分野の研究が、環境保健研究を包含することは、現状では困難である。これには、さまざまな理由が考えられ、一つは異分野の研究者の交流のむつかしさがあげられるが、細分化された子ども行政とそれに伴う研究分野の細分化もあげられる。こども家庭庁の設立を受け、子ども行政が一元的に実施されるに際し、子どもの公衆衛生も学際的に実施されることが期待される。本シンポジウムでは、近年の子どもの心とからだの変化、環境と子どもの健康、スクーリング等、さまざまな分野で子どもの健康について研究を実施している専門家を交えて、今後の子どもの公衆衛生のあり方を議論する。
*中山 祥嗣1 (1. 国立環境研究所環境リスク・健康領域)
*西浜 柚季子1、中山 祥嗣2 (1. 筑波大学医学医療系生命医科学域小児環境医学研究室、2. 国立環境研究所環境リスク・健康領域エコチル調査コアセンター)
*山野 則子1 (1. 大阪公立大学)