2024年11月3日(日) 13:35 〜 15:35 第13会場 (TKP東京ベイ幕張ホール 2F ホール3・4・5)

オーガナイザー: 吉国 健司（JCHO下関医療センター　薬剤部）, 芦川 直也（豊橋ハートセンター　薬局）, 座長: 吉国 健司（JCHO下関医療センター　薬剤部）, 芦川 直也（豊橋ハートセンター　薬局）

共催:特定非営利活動法人日本心臓リハビリテーション学会、日本循環器学会

心不全の一次予防、つまり「心不全を発症させない」医療無くして心不全パンデミックの克服は不可能である。しかし、循環器病対策基本法の策定以降も、その基礎疾患である高血圧、糖尿病および脂質異常症に関するアドヒアランス不良のみならずclinical inertiaも散見される現状であり、加えて多くの症例が複数の併存疾患を有することも、この状況に拍車をかけている。これらの諸問題の解決にむけて、薬剤師の積極的かつ多面的な支援が不可欠と考えられるものの、一次予防への関心は高いと言い難く、介入の余地もまだ多い。そこで、本シンポジウムでは心不全に関連する療養指導士認定取得者の視点をふまえて、単なる数値のコントロールにとどまらない心不全一次予防の具体的手法について議論する。そして、薬剤師が心不全の発症リスク低減に貢献する未来を目指して、薬剤師の一次予防に対する意識改革を図り、なすべきアクションの最適解を求める機会としたい。