第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム46 向精神薬と自動車運転 -エビデンスの社会実装と適切な薬剤指導-

2024年11月3日(日) 09:00 〜 11:00 第14会場 (TKP東京ベイ幕張ホール 2F ホール6)

オーガナイザー: 野田 幸裕(名城大学薬学部病態解析学Ⅰ), 肥田 裕丈(名古屋大学医学部附属病院 薬剤部・名城大学薬学部 病態解析学Ⅰ), 座長: 野田 幸裕(名城大学薬学部 病態解析学Ⅰ), 岩本 邦弘(名古屋大学大学院医学系研究科発達老年精神医学分野)

本邦の向精神薬添付文書では、副作用が少ない標準的治療薬でも運転禁止が規定されている。欧米では一律の運転禁止ではなく、エビデンスに基づいて医療者と患者とで適切にリスクコミュニケーションを行うことこそが、交通事故防止に重要であると考えられている。こうした状況を踏まえ、厚労省より2022年12月に「向精神薬が自動車の運転技能に及ぼす影響の評価方法に関するガイドライン」が通知された。運転シミュレータを用いた評価系も開発され、本邦でも新薬と既承認薬の影響を評価する基盤は整った。向精神薬の影響の程度を判定する基準も定まり添付文書の改訂が実現化する見通しとなっている。向精神薬は全診療科で処方されるため、病院だけでなく調剤薬局の薬剤師も薬剤指導を行う。本シンポジウムでは、添付文書の問題とその改訂プロセス、ガイドラインと判定基準、期待される薬剤指導について医師、厚労省、PMDAや薬剤師から講演を頂き議論する。

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