第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム18 集中治療室で初期治療を終えた重症患者へのテーラーメイド医療 ~新しい情報社会で必要な薬学アプローチ~

2024年11月2日(土) 09:30 〜 11:30 第13会場 (TKP東京ベイ幕張ホール 2F ホール3・4・5)

オーガナイザー: 吉廣 尚大(広島大学病院 薬剤部), 中薗 健一(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部), 座長: 前田 幹広(聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部), 柴田 啓智(済生会熊本病院 薬剤部)

共催:一般社団法人日本集中治療医学会

人工知能から得た情報が医療現場で利用されることが期待される。薬剤師は患者個々に最適な薬物療法を提供するために、情報を評価し活用したアプローチが新しい情報社会においても引き続き求められる。集中治療室に入室した前後で、患者は予後や臓器機能が様々に変化し、重症病態で使用した薬物療法を中止する際や、入院前の併存疾患に対する薬物療法を再開する際に、薬剤師は情報を画一的に当てはめることができない場面に直面する。薬剤師は、適切に情報を利用し、患者個々に最適な薬物療法を提供することが必要となるが、この薬学アプローチを体系的に学ぶ機会は少ない。そこで、本シンポジウムは改善に向かう重症患者に対してテーラーメイド医療を提供する薬学アプローチに焦点を当てる。また、臓器系統ごとに薬剤師による薬学ケアの実例を共有し、集中治療室で初期治療を終えた重症患者に対する薬学アプローチのボトムアップを目標としたい。

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