第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム37 診断と治療を推進するTheranostics用放射性医薬品

2024年11月3日(日) 09:00 〜 11:00 第7会場 (幕張メッセ 国際会議場 3F 303会議室)

オーガナイザー: 間賀田 泰寛(浜松医科大学光医学総合研究所), 鈴木 貴明(山梨大学医学部附属病院薬剤部), 座長: 間賀田 泰寛(浜松医科大学光医学総合研究所), 鈴木 貴明(山梨大学医学部附属病院薬剤部)

共催:一般社団法人日本核医学会

近年、核医学診療にとって大きな変化の時を迎えている。一つは放射性抗がん剤として位置づけられる内用療法放射性医薬品としてLu-177標識ルタテラ、I-131標識ライアットが上市され、用いる核種や放射性医薬品の組み合わせにより、診断と治療を行うRadiotheranosticsにより個別化医療を可能としている。
またもう一つはアルツハイマー型認知症の疾患修飾薬が承認され、その適用のためにはPETあるいは腰椎穿刺によるアミロイド沈着の確認が必要となるが、PETによる画像化の方が非侵襲的であり今後の主流となると予想される。
今後もこのようなRadiotheranosticsやコンパニオン放射性医薬品が開発・上市予定であり、調製・QCのみならず、適切な薬学管理のため薬剤師の参画が望まれ、日本核医学会も核医学会認定薬剤師制度を発足させて、その推進を支援している。本講演で薬剤師の関りについて議論したい。

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