第34回日本医療薬学会年会

セッション情報

シンポジウム

シンポジウム10 周産期のこころのこと~「今」と「未来」を繋ぐ母子のために医療薬学が果たすべき使命~

2024年11月2日(土) 09:30 〜 11:30 第5会場 (幕張メッセ 国際会議場 3F 301会議室)

オーガナイザー: 小澤 秀介(信州大学医学部附属病院薬剤部), 山根 律子(国家公務員共済組合連合会 虎の門病院), 座長: 小西 久美(筑波大学附属病院薬剤部), 小澤 秀介(信州大学医学部附属病院薬剤部)

周産期は、メンタルヘルス不調を生じやすく、周産期精神疾患の好発時期となる。特に、産褥精神病などの精神疾患に罹患した妊産婦は自殺リスクが高く、本邦において、妊産婦死亡要因としての自殺率の高さが大きな問題となっている。そのため、精神疾患を有する妊産婦への医療対応は緊急を要し、近年、母子の命を守るための周産期メンタルヘルスの重要性が認識されつつある。今後、周産期メンタルヘルスの発展のためには、産婦人科や精神科等の診療科間、医師や薬剤師等の職種間の枠を超えた診療体制の構築、および研究体制の整備が必要不可欠である。本シンポジウムでは、周産期医療の第一線で活躍する医師と薬剤師より、周産期メンタルヘルスにおける臨床業務の「今」と「未来」を志向した臨床研究について提示する。そして、「多くの女性が安心して子供を産み、育てられる社会の実現」に向け、周産期医療に携わる薬剤師が果たすべき使命について議論する。

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