○植沢 芳広 (明治薬科大学 医療分子解析学研究室)
セッション情報
シンポジウム
シンポジウム28 化学構造情報に基づく医薬品の作用・副作用研究の新展開
2024年11月3日(日) 15:50 〜 17:50 第3会場 (幕張メッセ 国際会議場 2F 国際会議室)
オーガナイザー: 植沢 芳広(明治薬科大学医療分子解析学研究室), 伊藤 清美(武蔵野大学薬学部), 座長: 植沢 芳広(明治薬科大学医療分子解析学研究室), 清水 忠(兵庫医科大学薬学部)
医療現場において、薬物は名称に紐付いた情報に限定されて取り扱われることが多い。しかし、その本質において薬物は化学物質であり、その化学構造には治療上重要な多くの情報が包含されている。化学構造は臨床において薬物の選択と使用に新たな視点を提供し、薬効や副作用の解釈および予測に有用である。すなわち、これらの情報から得られる知見を有効活用することによって、薬物治療の質の向上と副作用リスクの低減を図ることが可能になると考えられる。そこで、本シンポジウムでは5名の演者の講演を通じて化学構造情報が薬物治療に与える可能性について焦点を当てるとともに、近年発展の著しいビッグデータや人工知能に関連するIT分野において、医療情報を化学構造情報と統合することによって得られる最新の知見について紹介する。本講演が、化学構造を活用した薬物治療の新しい可能性について、参加者間での議論を深める機会となることを期待したい。
○奥中 真白1,2, 植沢 芳広2 (1.国立がん研究センター東病院 薬剤部, 2.明治薬科大学 医療分子解析学研究室)
○高橋 秀依 (東京理科大学 薬学部 薬学科)
○清水 忠1, 中尾 周平2, 山岡 健太1,3, 藤原 正規1,3 (1.兵庫医科大学 薬学部 臨床医薬品化学研究室, 2.兵庫医科大学 薬学部 毒性学研究室, 3.神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部)
○山西 芳裕 (名古屋大学 大学院情報学研究科 複雑系科学専攻)