22nd Congress of the Japanese Society for Palliative Medicine

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委員会企画

[CM4] 安全・感染委員会企画 専門医更新プログラム

Fri. Jun 23, 2017 6:10 PM - 7:10 PM 第4会場 (会議センター 301+302)

座長:片山志郎(日本医科大学付属病院 薬剤部)

企画趣旨
 2015年10月より、医療法に基づき、医療事故調査制度がスタートしました。医療事故が発生した医療機関では原因を明らかにするために院内調査を行います。第三者機関である「医療事故調査・支援センター」が、この調査結果を受け、収集・分析することにより、医療事故の再発防止につなげる仕組みです。当日本緩和医療学会も参画しており、緩和ケア関連の事例が発生した場合は、専門家として対応する必要があります。今回は、元国立国際医療センター院長で、現在、日本医療安全調査機構の常務理事の木村壯介氏に現状と今後の展望をご講演頂き、緩和ケアの事例についても言及して頂く予定です。緩和の領域におきましても、本制度の対象となる医療事故が発生した場合は、当該医療機関は、遺族への説明、医療事故調査・支援センターへの報告、原因を明らかにするための調査の実施、調査結果の遺族への説明及び機構への報告を行なわなければなりません。特に終末期にけるオピオイドの使用など、誤解から生じるトラブルも予測されます。ぜひ本セッションにご参加いただき、医療安全における知識の再確認をお願いできればと思います。

片山 志郎
利益相反1 ~ 13:該当無し