第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

PALランチョンセミナー

[PAL-LS1] 緩和ケアを歴史から紐解く

2017年6月23日(金) 12:35 〜 13:25 第7会場 (会議センター 315)

座長:桜井なおみ(一般社団法人 CSRプロジェクト)

企画趣旨
 「診断時からの緩和ケア」という言葉が第2期がん対策推進基本計画に盛り込まれてから5年が経過をしました。また、改正がん対策基本法の中では、手術、放射線療法、化学療法に加えて「緩和ケア」が位置付けられ、「がんその他の特定の疾病に罹患した者に係る身体的若しくは精神的な苦痛又は社会生活上の不安を緩和することによりその療養生活の質の維持向上を図ることを主たる目的とする治療、看護その他の行為を言う。」とその定義がされました。
 このように、患者、家族にとって大切な緩和ケアですが、一体いつの時代から緩和ケアがあり、どのように浸透していったのかについては、あまり知られていません。
 そこで本セッション「緩和ケアを歴史から紐解く」では、イギリスなど諸外国の緩和ケアの歴史を振り返りつつ、緩和ケアはどのように始まり、いま、どのように臨床現場で実践されているのか?海外と日本との違いはどの点にあるのか?そして、緩和ケアを実現するために何が必要なのかについて、参加者と一緒に考えたいと思います。課題を指摘するだけではなく、「課題を解決するために何が必要なのか?」を一緒に対話をし、深めましょう。

桜井 なおみ 利益相反1 〜 13:利益相反開示事項1(キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長)、左記以外は該当無し