第22回日本緩和医療学会学術大会

セッション情報

スポンサードシンポジウム

[SSY2] もっと速く患者さんの痛みをやわらげたい!
~ROO製剤による突出痛の治療意義について~

2017年6月24日(土) 08:15 〜 10:25 スポンサードシンポジウム会場 (展示ホールCD内)

座長:冨安志郎(佐世保市総合医療センター 緩和ケア科 診療科長)

共催:大鵬薬品工業株式会社/久光製薬株式会社/協和発酵キリン株式会社

企画趣旨

 日本においてROO製剤(イーフェン®バッカル錠、アブストラル®舌下錠、ROO製剤はフェンタニル速放製剤と呼ばれることもある)が発売され約3年半が経過しました。それに伴いがん患者の突出痛治療においてひとつの選択肢が増え、よりよい疼痛治療を提供できる機会が得られました。しかしながら、『ROO製剤の使い方がわからない』、『適応となる患者がわからない』と言われることも多く、患者のQOL・ADL向上を目的とした突出痛治療は十分に行われていないのが現状です。
 本シンポジウムでは、医師の冨安先生から日本における突出痛の定義と治療の変遷や今後の展望について、看護師の水野先生から患者のつらさを緩和治療・ケアにつなげるために苦痛スクリーニングなどがん研究会有明病院の具体的な取り組みについて、薬剤師の岡本先生からレスキュー薬を適正使用するためのポイントをご紹介します。また、患者のQOL・ADL向上を目的としてROO製剤による突出痛の治療意義や日頃疑問に感じている点について、参加者とシンポジストが双方向性に情報共有を行う予定です。